漫画 木槌の誘いについて、あらすじやどこで読めるかまとめました。
水木しげるによるユニークな妖怪漫画「木槌の誘い」。250年前の備後の国・三次で起こる奇怪な出来事を描いた作品で、主人公の平太郎が妖怪の親玉「山ン本五郎左衛門」から授かった木槌を中心に展開する、水木独自の妖怪観に迫る作品です。奇想天外な展開と伝統的な妖怪の世界観を組み合わせたこの漫画は、水木ファンにはたまらない作品となっています。
漫画のあらすじ
いまから250年程前、備後の国・三次に生まれた武士の稲生平太郎は、深夜の度胸試しで「比熊山のたたり石」を傷つけてしまう。それからと言うもの、平太郎の家では奇怪なことが頻繁に起こり、数々の妖怪が現れるようになる。噂を聞きつけた近隣の者が助太刀を申し出て訪れるも、皆恐怖の余り逃げ帰ってしまう。しかし、生まれつき豪胆な平太郎だけは動じず、最後には妖怪の親玉「山ン本五郎左衛門」が現れ平太郎に木槌を与える。
この木槌を手に入れた平太郎は、次々と現れる奇怪な出来事に立ち向かっていく。一方、漫画家の水木しげると研究者のアリャマタコリャマタは、国前寺に残された木槌や葦嶽山の日本ピラミッド、縄文時代の精霊信仰などから、妖怪の真実を追い求めようとする。二人の探求と平太郎の物語が交錯していく中で、水木しげる独自の妖怪観が明らかになっていく。
無料で読める（試し読み）できるのは？
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キャラクター・登場人物は？
水木しげる
背後霊の力を借り、妖怪の真実をつきとめるべく霊魂になる。
アリャマタコリャマタ（荒俣宏）
水木の友人。以前から稲生物怪録の研究をしており、水木と共に霊魂になる。
稲生平太郎
稲生物怪録に登場する、備後国の武士。16歳にして家を継ぐが、その家に次々と妖怪が現れる。
山ン本五郎左衛門
稲生物怪録に登場する、妖怪の親玉や魔王の類。平太郎に感服し木槌を授け、後半は水木の背後霊として登場。
平田篤胤
荒俣宏の尊敬する人物。生前、稲生物怪録の研究をしており、荒俣の背後霊として登場。
のんのんばあ
水木が幼少時代に懇意にしていたお婆さんだが、本作では水木の背後霊として登場。
月よりの使者
水木の背後霊。
宇宙人
タコ型の宇宙人。荒俣の背後霊。
ノンキなトウサン
荒俣の背後霊。
アニメ化はされている？
この作品はアニメ化されていません。
ドラマ化や映画化はされている？
この作品はドラマ化や映画化されていません。
この漫画はどんな人におすすめ？
水木しげるの妖怪漫画が好きな人、妖怪や民俗学、文化人類学に興味のある人におすすめです。水木独自の妖怪観が存分に描かれており、伝統的な妖怪の世界観と水木の奇想天外な発想が融合した作品となっています。妖怪好きや水木しげるファンはもちろん、ユニークな物語世界を楽しめる読者にも人気の作品といえるでしょう。
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マンガピックス編集部のまとめ
水木しげるの妖怪漫画の集大成とも呼ばれる「木槌の誘い」は、伝統的な妖怪の世界観と水木特有のユニークな発想が融合した作品です。平太郎が妖怪の親玉から与えられた木槌を手に、次々と現れる奇怪な出来事に立ち向かう物語。一方で、水木しげると研究者のアリャマタコリャマタが、妖怪の真実を追求していく。この二つの物語が交錯する中で、水木しげる独自の妖怪観が浮かび上がってきます。水木ファンはもちろん、妖怪やミステリアスな世界観に興味のある読者にもおすすめの作品です。
木槌の誘いが無料でどこで読めるか、漫画のあらすじ・マンガのアニメ化やドラマ化についてまとめました。
水木しげるの代表作の一つ「木槌の誘い」は、水木独自の妖怪観を凝縮した作品となっています。250年前の備後の国・三次を舞台に、武士の平太郎が妖怪の親玉から与えられた木槌を手に奇怪な出来事に立ち向かう物語が展開。一方で、水木しげると研究者の2人が妖怪の真実を追求していく物語も描かれています。現在、この作品のアニメ化やドラマ化はされていませんが、水木しげるファンにはぜひ読んでもらいたい作品といえるでしょう。
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