『黄泉のツガイ』は、『鋼の錬金術師』『銀の匙』の荒川弘が『月刊少年ガンガン』で連載中のツガイバトル漫画です。2026年4月からテレビアニメが放送中で、いままさに読者が急増している注目作。ただこの作品、双子・ツガイ・東村・影森家…と勢力と人物がどんどん増えていくので、この記事で主要登場人物と関係を整理しておきましょう。
作品のきほん
連載開始は『月刊少年ガンガン』2022年1月号。「全国書店員が選んだおすすめコミック2023」で2位、「次にくるマンガ大賞2023」コミックス部門2位と発売当初から評価が高く、累計発行部数は500万部を突破しています(2026年2月時点)。単行本は既刊12巻(2026年3月時点)。
あらすじ(ネタバレ控えめ)
山奥の東村で生まれた双子の兄妹。「夜と昼を別つ双子」の誕生に村人はおののきます。16年後、兄のユルはたくましい狩人の青年に育ち、妹のアサは座敷牢の中で「お務め」を果たす日々。しかしある日、武装組織が村を襲撃し、さらに「自分こそ本物のアサだ」と名乗る眼帯の少女が現れます。混乱の中、ユルは村の守り神「左右様」とツガイ(対の使い魔のような存在)の契約を結び、生まれて初めて村の外=現代日本へ。そこから、双子が持つ「封」と「解」の力をめぐる、ツガイ使いたちの戦いが始まります。
主要人物:夜と昼を別つ双子
ユル
本作の主人公。東村で育った16歳の金髪の少年です。文明から隔離された村で狩りに明け暮れて育ったため、弓の腕は一級品で、戦いへの躊躇がない一方、車もスマホも知らない浮世離れっぷりがギャップに。従えるツガイは村の守り神だった左右様(さゆうさま)——女性形の「左様」と男性形の「右様」の2体一対で、元が石像なのでとにかく頑丈です。
アサ
ユルの双子の妹。黒髪に黒い眼帯の少女です。10年前に両親とともに村を出たあと、両親は行方不明になり、東村の刺客に何度も狙われながら影森家に保護されました。「解」の力——ツガイの契約や結界を解く多彩な能力の持ち主。壮絶な過去を背負いながら「勉強したり遊んだり働いたり」という普通の暮らしを夢見ている姿が切ないヒロインです。従えるツガイは「陰陽ちゃん」。
ユルを助ける下界組
デラ(田寺リュウ)
東村に出入りする行商人で、村と下界(外の世界)をつなぐ「番小物」の家の当主。村の襲撃に居合わせてユルを助け、下界へ連れ出した恩人です。東村の「伝説の双子の力で天下を取る」という思想にはついていけず、ユルとアサには好きな人生を歩んでほしいと願っている大人枠。
ハナ(段野ハナ)
デラの後輩の番小物。小柄だけど肉体派で大食い、料理上手。ユルを匿うためにデラと偽装結婚するなど面倒見のいい姉御肌です。従えるツガイは猫の虎鉄と犬の二狼で、情報収集が得意。
影森家——アサを保護する一族
アサを匿ってきた、大量のツガイ使いを抱える一族。ただし善悪では割り切れない、癖の強い面々がそろっています。
- 影森ヒカル(長男): なんと人気漫画家「波久礼ヒカル」として活動中。ツガイの「ホワイトとベタ」は物体を消して描き変えるという漫画家らしい能力
- 影森アスマ(次男): うさんくさい笑みの裏に合理的な信念を持つ人物。蝶と蛾のツガイで情報戦を担う
- 影森ジン(三男): 東村襲撃部隊の責任者を務めた冷静沈着な実務家
- ガブちゃん: 影森家に身を寄せる金髪の小柄な少女。戦闘特化の凶暴なツガイを従え、ユルとは因縁あり
東村の人々
双子の力に執着する閉ざされた村。長老ヤマハは村全体を結界で隠し続けてきた不老の存在で、物語の鍵を握ります。一方で、村の在り方に疑問を持ち双子を案じるキョウカのような人物もいて、村人がみな敵というわけではないのがこの作品の奥深いところ。約400年前の「先代の双子」の悲劇も、現代の物語に深く関わってきます。
「ツガイ」とは?
本作の核になる存在で、2体で一対の使い魔のような異形。犬と猫、兎と亀、上顎と下顎…と必ずペアで、契約した主のために戦います。キャラクターごとにツガイの能力がユニークで、「このツガイの能力をどう使うか」の駆け引きがバトルの見どころです。
まとめ
『黄泉のツガイ』は、東村育ちの兄ユルと影森家に保護された妹アサ、離れて育った双子が「封」と「解」の力をめぐる戦いの中で再会する物語。ユル&左右様、アサ&陰陽ちゃんの主役ペアを軸に、下界組のデラとハナ、癖者ぞろいの影森家、閉ざされた東村という3つの勢力を押さえれば、人物関係で迷うことはありません。
黄泉のツガイ登場人物まとめ|ユルとアサ、3つの勢力を整理しました
アニメ放送中のいまが読み始めるベストタイミング。荒川弘作品らしい重厚な設定と軽妙な掛け合いの同居は原作でこそ味わえるので、気になった人は1巻からどうぞ。















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