『令和のダラさん』は、古くから祟り神として恐れられてきた半人半蛇の怪異と、それに物怖じしない姉弟の交流を描くオカルトコメディです。恐ろしい見た目なのにどこか優しい「ダラさん」と、彼女を振り回す子どもたちのやりとりが魅力。この記事では、作品の基本情報やあらすじ、そして登場人物の関係性をまとめて紹介します。テレビアニメも放送中で、これから読み始める人にもぴったりの内容です。
作品のきほん
作者はともつか治臣さん。ウェブコミック配信サイト『ComicWalker(後のカドコミ)』にて、月刊で連載中の作品です。ニコニコ漫画の「みんなで決める!第1回・マンガ総選挙」ホラー部門で1位、三洋堂書店の「でらコミ!5」で準大賞を受賞するなど、Webマンガとして高い評価を集めてきました。作中の架空の街「N県応神町」の風景がある町に似ているとして、ファンの間で“聖地”としても親しまれています。
あらすじ(ネタバレ控えめ)
とある山間の町には、かつて集落を恐怖に陥れた「屋跨斑(やまたぎまだら)」と呼ばれる半人半蛇の怪異の伝承が残っていました。西の山は禁足地とされ、屋跨斑を祀る祠があり、禁足地を侵した者は今なお祟られると恐れられています。
古くから西の山を管轄してきた三十木谷家の姉弟・日向と薫は、好奇心から禁足地を訪れ、上半身は巫女、下半身は大蛇という大妖・屋跨斑と出会います。伝承どおり恐ろしい姿でしたが、二人はまったく物怖じせず「ダラさん」と呼んで親しく接するように。もともと優しい巫女であったダラさんは、姉弟のペースに流されながら騒がしい日常を送っていきます。
主要人物
ダラさん / 屋跨斑(やまたぎまだら)
下半身が大蛇で、上半身は3対の腕(六臂)を持つ女性の怪異。家屋を跨ぐほどの巨体に、四白眼と耳まで裂けた口という恐ろしい姿ですが、理性的で真面目な性格です。侵入者を祟るのも、禁足地に封じられた呪物の犠牲になったり封印を誤って解いたりしないよう警告するため。物怖じしない日向と薫に翻弄され、なし崩し的に「ダラさん」と呼ばれて親しく接するようになります。面倒見が良く押しに弱いところもあり、姉弟の突飛なお願いもつい聞いてしまう甘えん坊泣かせな一面も。外に出るときは子ども姿の「伽耶乃」、大人姿の「ヤマダ」と名乗り分けています。
三十木谷 日向(みそぎや ひなた)
三十木谷家の長女で中学2年生。黒の短髪でボーイッシュな少女です。外向的な性格で弟・薫と行動を共にすることが多く、初対面でもダラさんの姿に物怖じしない優れた胆力の持ち主。ダラさんが感嘆するほど霊能力が高く、普通の人には知覚できない霊的なものにも敏感です。
三十木谷 薫(みそぎや かおる)
三十木谷家の長男で小学5年生。金髪碧眼で美少女と見紛う外見の男子です。ボーイッシュな姉のお下がりを貰い続けた結果、普段から女装しています。姉以上に外向的で奔放、自分の可愛さを自覚的な武器にして周りの大人まで巻き込み、自由に行動します。
三十木谷家の人々
三十木谷 千夜(みそぎや ちよ)
日向と薫の母。容姿は日向によく似ています。父・兵吾に代わって高校生のころから禁足地や祠の管理を任されてきました。高校生時にダラさんに命を助けられた経験から、彼女を恐怖の対象ではなく呪物を守る神様として崇拝しています。
三十木谷 ウィリアム(みそぎや ウィリアム)
日向と薫の父で眼科医。オーストラリア出身で幼少時に日本へ帰化し、日本語は堪能です。大学時代に千夜と出会って結婚、婿入りしました。霊能力はほぼありませんが怪異の存在は信じており、三十木谷家のお務めには協力的です。
三十木谷 兵吾(みそぎや ひょうご)
日向と薫の祖父で、屋跨斑の祠を管理する老人。孫たちに禁足地へ近づかないよう厳重に注意しています。
学校の人々
筆木 直道(ふでぎ なおみち)
小学校教師で薫の担任。見た目は中年風ですが実は30代前半で、本性は生徒想いの実直な人物です。裁縫が趣味でコスプレ衣装制作が得意。薫と意気投合し、依頼を受けてダラさんの巫女服からメイド服まで様々な衣装を作っています。
十御田 柑菜(とみた かんな)
薫の同級生で、東の山を代々管轄する十御田家の令嬢。ツインテールの勝ち気な少女ですが出身を鼻にかけることはありません。薫を好いているものの素直になれず、つい強気に接してしまいます。
初瀬川 周(はせがわ あまね)
日向の同級生の転校生で、大人びた美少女。類まれな高い霊力を持ちながら、霊的なものを自覚的には認知できません。実は幼稚園が日向と一緒で、何度も助けられて恋愛感情を抱いているという一途な人物です。
五十子 美和(いらこ みわ)
三十木谷家の隣人で、筆木のいとこ。内向的で男性恐怖症のあるオタク女子で、自宅でイラストレーターとして生計を立てています。かつて引きこもりになっていたところを薫に励まされて立ち直りました。
谷跨斑
谷跨斑(やまたぎまだら)
2つの山を跨ぐと謳われるほど巨大な大蛇の大妖であり荒神。知能が高く、山の主として集落に生贄を要求してきた存在です。復活の時を虎視眈々と狙い、周囲から少しずつ霊力を集めていますが、思うようにいかず空回りする場面も。普段は姿を消していますが、日向には小型の蛇の守護霊のように見えているようです。
まとめ
『令和のダラさん』は、恐ろしい怪異のはずのダラさんと、彼女を恐れない姉弟の温かいやりとりが魅力の作品です。三十木谷家や学校の仲間たち、そして復活を狙う谷跨斑まで、それぞれの立場と関係性を知ると物語がぐっと面白くなります。
令和のダラさんの登場人物まとめ 半人半蛇の怪異と姉弟のオカルトコメディをまとめました
怖さとほのぼのが同居した独特の空気感は、この作品ならでは。キャラクターたちの背景を押さえたうえで読み進めれば、日常のにぎやかさも伝承の奥深さも、より楽しめるはずです。放送中のアニメと合わせて、ぜひダラさんたちの世界に触れてみてください。















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